【書評】時間革命 堀江貴文 感想・レビュー

今回紹介する本は、2019年9月20日に発売された「時間革命」という本です。著者は「ホリエモン」こと堀江貴文氏で朝日新聞出版です。


副題からバンバン刺激してくれます。
「バカに恵む時間はない!」
「あなたの人生に革命を起こすホリエ式時間術」
「1秒もムダに生きるな」
タイトルからわかるように徹底的に「時間」にフォーカスした本です。

堀江氏は他の著書でも、時間についての考え方をすでにたくさん語っていますが、今回紹介する時間革命は「時間」にテーマをしぼった内容でした。

例えば、時は金なりという言葉があります。この言葉についてこんなバカな考えはないと著者は言います。
なぜなら、時間とお金の価値を同じだとしているからです。堀江氏はお金よりも時間の方がはるかに価値が高いと述べています。

ここでは時間の種類と時間の増やし方について紹介します。

時間の種類

時間には2つ種類があります。

  • 自分のための時間
  • 他人のための時間

自分のための時間とは、自分の好きなことや趣味、やりたいこと、気の合う仲間と一緒にいるときなどですね。もう一方の他人のための時間は、やらされている仕事、通勤、したくないメールや電話、行きたくもない飲み会などをいいます。

自分のための時間と他人のための時間、あなたはどちらに多くの時間を費やしているでしょうか?

いうまでもなく、自分のための時間が多ければ多いほど、人生の質は高くなりますよね。逆に、他人のための時間ばかりに自分の時間をうばわれていて、人生に満足できることがあるでしょうか?できませんよね。他人のための時間ばかり過ごしていると、自分の人生に満足できなくなってしまいます。

あなたは大切な1日24時間のうちどれだけ自分に使えているでしょうか?深刻なのは他人のための時間に埋め尽くされていること、それに気づいていないこと、それが深刻だといいます。

時間の増やし方

まずやるべきことは他人のための時間を削ること。堀江氏はこんなことを語っています。「平気で電話をかけてくる人」を例に挙げ、本人はなにげなく電話をかけているだけでも、それは自分の人生に割り込んでくる他人時間をねじ込もうとする行為だと言います。

堀江氏はスマホに着信があっても、よほどのことがない限り出ないそうです。本当に他人の時間に振り回されるのが嫌いな方だとわかるエピソードが他にも紹介されています。

自分のための時間を増やしたいなら、他人のための時間を削ることだと堀江氏は言います。人が与えられているのはみな平等に24時間だけなので、一方を増やしたいならもう一方を減らすしかありません。

すべては「自分のための時間」をどう増やすかで、「相手が自分をどう思うか」を気にして自分の時間を生きられないのは、本当にもったいないことです。時間を本当に大事にするならば、人との関係も「自分」を中心に考え直すべきだと言います。

読んで感じたこと

時間革命を読んで思ったことは、効率的に時間を管理するノウハウ系の内容ではないということ。堀江氏の時間の価値に対する考え方、「あなたは有限である自分の時間を最大限に生かせていますか?他人に自分の時間を奪われてませんか?」と呼んでいる人に問いかけてくる本です。

読んだ人の時間に対する考え方を劇的に変える本だと感じました。いわゆる小手先の戦術ではなく人生戦略、自分の人生(時間)を生きていくためのマインドセット本です。

一言でまとめると時間の使い方ではなく、時間との向き合い方です。
時間は取り戻すことはできません

本を読むのに慣れている方なら2時間もかからずに読み進めることができます。
100%すべての内容が受け入れられる考え方ではないかもしれません。他人に時間をまったく使わないという選択は難しいですよね。私の場合でいうと家族がいます。やはり家族サービスは家庭を円滑にするうえで大切です。子育てをしている方は1日の大部分を子どもに費やされますよね。

ただ、自分の人生はあなたのものです。自分の人生=時間について真剣に考えるきっかけとなる時間革命を一読してみる事をおすすめします。

印象に残った点を一つ紹介します。
努力するな。ハマれ

努力という言葉を使うと誤解されがちなんですが、ほんらい、努力とか頑張るという言葉は緊張して無理をするというニュアンスがあるんですよね。何かにハマってる時って時間があっという間に経っています。

気がついたら夢中になっていた。そんなことたまにありますよね。それがハマるってことだと思うのですが、こんな時間って至福のときですよね。

子どもの頃は何も考えずに夢中になれたような気がします。大人になるといろいろ考えてしまい、行動に移せなくなります。

夢中になれる。そんな時間が増やせたらと思いました。

最後に新幹線で前の座席の人が「背もたれを倒していいですか?」と聞いてきたことに対して、堀江氏はぼくの時間を奪ってまで、そんなこと聞くなっていうくだりはやはり突き抜けている人だと思いました。