【書評】成功の掟 感想・レビュー


久しぶりに「成功の掟」を読み返しました。
この本は初版が1989年に発行され200万部突破のベストセラー本です。著者のマークフィッシャーは16歳のころに小説家になることを決意し34歳で満を持しての初の出版がベストセラーになりました。成功の掟は自身の成功をもとにした自己啓発風のサクセスストーリーです。

まずは簡単にあらすじから紹介します。
借金で首が回らなくなってしまった31歳の青年が叔父からの紹介で一人の老人と出会います。その老人はミリオネア(お金持ち)で青年はミリオネアから成功するための心構えを学んでいく過程を描いた話。成功者になるために必要な「行動」「信念」「目標」「復唱」などの重要性がこれでもかと詰め込まれている。富を得ることにフォーカスしているが、それだけではない大事なことが書かれている。

どんな人におすすめ?

人生の計画を立てない人におすすめ

本書に「人は人生から、自分が求めた物しか受け取れない。
最初にすべきことは、自分が何を求めているかはっきりさせること」とあるように人生の計画、目的や目標を立てようとしている人におすすめです。

物語形式が苦手な人には向いてない

本書は物語の形をとりながら話が進むため、小説を読むのが苦手な人にはおすすめできません。

成功の掟を読んで重要だと思った3つのポイント

目標を明確にする

ミリオネアは自分がいくら儲けたいか、それをいつまでに儲けるかを書き入れるように言う。お金持ちになりたいなら、そのための準備をしているだろうか?行動に起こしているだろうか?ビジョンを描いているだろうか?溺れかけているときは息を吸うことしか考えられない。そのくらい目標を達成することに意識を集中しているだろうか。

セルフイメージを書き換える

ミリオネアは臆することなく、自己の限界を広げるように言う。青年ははじめに1年間に稼ぐ金額を3万ドルと設定した。ミリオネアは、「あんたが認めようと認めまいと、自分のことを年収3万ドルの値打ちの人間とみなしていることになる。それ以上でもなくそれ以下でもない」という。セルフイメージもまたお金持ちにふさわしいものでなければならない。

言葉の力

「成功した者は、言葉の力を利用している」
嘘も100回言えば真実になるというが自分に自己暗示をかけるのも有効だ。脳は他人の言葉はもちろん自分の言葉にも影響を受けている。

自分はどう感じた?

物語形式です。小説としても読めて、学びが得られるうえに感動もプラスされるのが
特徴。

普通の自己啓発書では「うむうむ」と納得したりモチベーションが上がるものですが、成功の掟を読んだ後はちょっとした感動に包まれます。面白いです。

実際に成功の掟に書かれていることは、ビジネス書や自己啓発書を読みなれている人にとっては、特別に目新しい考え方はありません。

本屋に行けばビジネス、自己啓発書はたくさんあります。言い方を変えればもうネタは出尽くしており、この本は多くの成功本の元ネタになっているとも言えます。

嫌われる勇気という本を読んだ時も感じたが、会話での青年とミリオネアとのやり取りは頭に入りやすく、主人公に感情移入しやすい。

わたしが感じた受け入れられない部分や疑問を、青年が代わりに疑問や想いをぶつけてくれる。自分ごととして受け入れていける。この本が優れている点は疑問に思っている点を丁寧にすくってミリオネアに開設させている点だと思う。

とにかくこの本は中途半端に読まずに最後まで読んでほしい。正直言って最初は退屈だった。後半からは重要な教訓がこれでもかとちりばめられ、意外な展開へと進んでいく。

心を動かされる言葉に出会ったら、何度も読み返し反芻する。そうして腑に落とし込んでいく本です。

行動するための目標を設定する重要さを身につける。そして行動しよう。

もっとも気になった言葉は?

ミリオネアが自分への問いかけで「もし今夜死ぬとしたら、死の瞬間に今日すべきことはみななし終えたと自分に言いきかせることができるだろうか?」の部分。

私はスティーブジョブズが2005年にスタンフォード大学の卒業式での名スピーチを思い重ねた。

ジョブズはスピーチでこう言っている。
「もし今日が最後の日だとしても、今からやろうとしていたことをするだろうか」

まとめ

いかがだったでしょうか?

わたしはこの「成功の掟」とは図書館で出会いました。これは手元に置いておくべき本だと感じ購入してこうして読み返しています。

成功の掟で著者が伝えたい大事なポイントは「目標を明確にする」「セルフイメージを書き換える」「言葉の力」です。

監修者の前書きでも目標を明確にすることについて触れています
「いついつまでに、いくら稼ぎたいのかということが決定されれば、その瞬間から夢は現実のビジネスとなる。

目標設定がいかに大切かを、本書から学び取ることができたなら、著者の意図は九分どおり達成したと言っていい」

じっくりと腰を据えて本書を読むこと
人生の計画を立てるのに役立つ本といえるでしょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。